2011年4月13日水曜日

新しい応用地質学会に向けて

 今日届いた応用地質学会誌の巻頭言に、上記のタイトルで千木良先生が寄稿されていました。内容はネガティブで、会員の高齢化や減少など、まるでいまの世相そのものを反映したかのような文章でした。中身を見てみると、論文が1本、解説記事が1本、物足りなさを感じるとともに、この論文・解説とも深地層研究所と電力中央研究所の方で、論点は「高レベル放射性廃棄物の地層処分」に向けた基礎研究と言った感じ。論文を作成、査読、印刷されている間は、東日本大震災は起こっていなかったでしょうから、なんというタイミングでしょうか。
 東日本大震災は、あらゆる専門家に対して新しいデータやパラダイムの変換をもたらすでしょう。地質学・応用地質学の新しい方向性は、2011・3.11から始まるといえます。

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