2011年4月23日土曜日

2万5千年の荒野 - ゴルゴ13より

 福島原発事故の発生以来、にわかに脚光を浴びているゴルゴ13ストーリーがあると聞きました。それが、1984年に掲載された『2万5千年の荒野』です。この作品は、原発事故以前から、かなり人気が高かったようです。

 さいとうたかをベストセレクション
 http://www.amazon.co.jp/product-reviews/4091794033/ref=dp_top_cm_cr_acr_txt?ie=UTF8&showViewpoints=1

 曲がりなりにも”技術者”と呼ばれる職業についていれば、心打たれるセリフ・シーンが多く出てきます。

 ・慣れが一番恐ろしいんだ。設計どおりであれば、機械は99%完全なんだ。人間の注意でいかしきれない。それが事故だ。機械に負けるなよ。

 ・問題がマシンではなく、マンだ。心ある技師の育成が重要だ。

 そして、私の”ツボ”は、自分が作ったプラントゆえに図面にも寸分の狂いもないと、自分の命と引き換えにロスを守ったバリー技師の言葉。私も(設計図ではありませんが)図面に関わる職業ですから、自分の図面に絶対の自信と責任を持ったこのセリフに凄みを感じたのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿