2011年4月3日日曜日

新しい宅地の谷埋め盛土の被害


 今日は宅地の被害調査をしておりました。上の写真は千葉県の新興住宅地です。ちょっとアングルがわかりづらいのですが、最大で50cm程度隆起した箇所や、道路の真ん中に一直線に発生したクラック、波打った道路などが随所で見られました。上の写真は、丁度切盛境界にあたります。そして、聞いた話では、この宅地が平成13年に開発された比較的新しい造成地だということでした。街区ひとつ違えば段丘の平坦面となり、まったく変状がありません。このほか、段丘の開析谷下流部の液状化、陥没亀裂など、多数発生していました。
 このような被害は、今回の震災で、最も報道されていない地味な部分です(上の写真周辺には、かなり傾いた家もあります)。でも、これからの生活再建、土地の購入など考える際に、避けて通れない、そしてURBAN LANDSLIDEとして、どこにでも潜んでいるリスクです。
 

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