2011年4月21日木曜日

用語の問題 - 宅地破壊 -

 谷埋め盛土の滑動崩落、腹付け盛土の崩壊、地すべり、とても重要な課題なのですが、言葉がカタイなあという話をしておりました。そこで、社長が「主婦感覚で」ということで、ちょっとした女性陣による”ブレーンストーミング”が始まりました。

 ・液状化は言葉のシンプルさと臨場感で(TVで流され)一般化した。
 ・地すべり、盛土、斜面、、その時点で専門用語である
 ・崩壊といえば、”家庭”,”学級”崩壊を思い浮かべる(両方ともあってはならんが)
 ・被災写真を見ていると、結果として「破壊された」印象が強い
 ・言葉はシンプルかつインパクトがあったほうが良い

 ということで、谷埋め盛土の滑動崩落や液状化など、宅地の変状・災害に対して「宅地破壊」という言葉を用いてはどうかという話になりました。特に理系の人たちは論理的に考える癖がついているので、破壊や崩壊のプロセスに違和感を覚えた場合、用語として使うのに抵抗があるようです。谷埋め盛土は、埋立地の液状化よりは場所を特定しやすいため、対策も講じやすいと思います。でも、意識・注目されないことには対策が進みませんから、まずはこのような災害形態があるということだけでも考えてもらう必要があるので、用語にもこだわってみました。

0 件のコメント:

コメントを投稿