2010年6月26日土曜日

大雨を意味する言葉

 じめじめした季節になてきました。九州南部では大雨だそうです。昨今「ゲリラ豪雨」とか「バケツをひっくり返したような雨」とか、あまり実態を反映しているとは思えない言葉がはびこっているせいか「集中豪雨」という言葉を聞く事が少しながら減った気がします。
 集中豪雨という言葉が公に使用されたのは1953年8月14~15日にかけて京都府の木津川上流域で発生した雷雨性の大雨に関する、1953年8月15日の朝日新聞夕刊の報道記事だそうです(ウィキペディア)。昭和28年豪雨といえば、私のふるさとの筑後川はもとより、西日本各河川の治水の基準として使われてきましたし、両親や祖父母、社会の授業でも話を聞いてきました。集中豪雨ということばは、少なくとも前にあげた表現よりも、現象をイメージしやすいと思います。
 実は、日本の24時間雨量の記録10位までは、1950年代と1970年代に集中してます。地球温暖化という言葉が出る前です。豪雨による直接的な事故、災害も心配ですが、情報洪水による自然観の流出も相当に心配です。

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