2010年6月25日金曜日

記録的の真意

  九州南部では大雨の予想が出ています。「鹿児島は人が死なないと梅雨が明けない」というとても悲しい言い伝えがあるくらい、大雨が降ります。私も福岡県(柳川市)の出身で、豪雨は何度となく経験しています。
 私が懸念していることは、「記録的」という言葉が乱用されることです。アメダスの多くの地点は、観測年が1977年ですから、「新記録」は簡単に出やすい状況です。そして、私も意外だったのですが、牛山先生によれば、”斜面災害が多発するようになる日雨量200mm以上の雨量は、2008年・2009年は「記録的に少ない」”のだそうです。それでも土砂災害は起こります。それと、未だに「地球温暖化」に結び付けようという論調があります。1時間雨量の「観測史上最高値」は1982年7月の長崎大水害(長与町役場で185㎜/時間)です。第2位の記録を大きく引き離しているのです。今から28年前なのですが、だれも地球温暖化など言わなかったはずです。異常気象という言葉をすりかえてはいけないし、自然現象をもっとよく理解して伝えるべきことだけつたえるべきです。

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私が高校3年生のとき、母校のサッカー部が全国大会に出場し、いまを時めく本田選手の母校に勝ちました。その後さっぱりな、それこそ”記録的”だったんだなあと未だに信じられません。

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