2010年8月25日水曜日

文系と理系

理系は文系より年収が100万円高い 京大など調査
http://www.asahi.com/national/update/0824/OSK201008240090.html
 理系出身は文系出身より高収入――。京都大や同志社大などのグループが大卒の人たち約1600人を調査したところ、こんな傾向がわかった。「理系は出世も遅く給与も低い」との説もあるが、年代別でも大学の難易度別でも、いずれも理系出身の収入が上回ったという。
 京都大の西村和雄特任教授(経済学)は「技術系の就職が難しい文系より、理系のほうが選択できる職種の幅が広く、転職しても収入が下がりにくいからではないか」とみる。同志社大の浦坂純子准教授(経済学)は「文系卒のほうが収入が高いという説が理科離れの一因だとしたら、そんなことはないと言いたい」としている。

(関連記事としてこの記事を見つけました)
 http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=000352

 文系・理系というテーマは、私たちの酒の肴として盛り上がる話題のひとつです。文系・理系に関しては、キャリア官僚でも強い区別があるくらいですから、根強いものがあるでしょう。
 ただ、私のいる世界はちょっと独特で、地理は文系の理系、地質は理系の文系と言われます。

 私の文系・理系の選択を迫られる高校時代はバブル絶頂期でした。だから文系といえば経済学部が主流で、理系から移ってくる人もいたほどです。私は地図や絵画など”描く”ことが好きでしたから、”地学”というより”地理”という選択、結果、地理は社会科に属するので文系の地理学部、あるいは地理の教職員になりたいと思ったので、文系の属しました。

 ところが、文学部地理学科に入ってみると、人文地理学・経済地理学にあまり魅力を感じる事が出来ませんでした。その理由は、既存のデータ処理がメインで、自分独自の考えを独自に表現する機会がないようにみえた(若造の私にはそう見えた)からです。

 いまでも、現場で地質構造をみたりして、自分の仮説を立て図面に起こすとき、その解釈がいかに難しくてもストレスは感じません。基礎調査や予算の都合で土砂量をあわせるような、理論的には簡単な理屈に型ハメするほうがストレスを感じます。だから、この業界”技師”という理系的肩書きをもっているのに安いのでしょうか、、、、!???

2 件のコメント:

  1. こういうのが研究?は別として、、、「文系卒のほうが収入が高いという説が理科離れの一因だとしたら、そんなことはないと言いたい」は良い話ですね。時間給比較すると簡単に逆転すると思いますけど。

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  2. おおたさんと以前酒席をご一緒したとき、技術文書代書屋稼業という言葉がありました。行政書士の科学技術に詳しい人がいた方がうまくいくのではないかと、、技術士ならぬ”記述士”ですね。。そうなると文系だから安いのですね。。う~ん、こまりましたね、、

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