2010年8月11日水曜日

「盛土は徐々に固まる」の誤解

 日経コンストラクションに、「盛土は徐々に固まる」の誤解という記事が紹介されていました。まず、君が代の歌詞から記事が始まっていました。
 君が代に「さざれ石の巌となりて」という一節がある。実際に、長い年月の間には石灰質などの作用で小石が凝結した例は、全国各地でみられる。また、砂や泥などの堆積物が圧密やこう結作用によって固まれば堆積岩になる。しかし、盛土に関して同じようなイメージを抱いていたら的外れだ。わずか数十年という単位で維持管理を考える盛土とは、時間レベルが全くことなる。
 釜井先生は豪雨による盛土の崩壊で確認されたパイピングホールや基盤のシルト層が液状化して盛土内部に貫入している写真を紹介されていました。岩を造る時間スケールには、人間の感覚を大きく超えているということでしょうか

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