2010年7月3日土曜日

阪神大"水”害

 阪神地域の災害といえば、みんな平成7年に発生した阪神・淡路大震災をイメージすると思います。阪神・淡路大震災の直前まで、私は卒論で阪神地域の地形と水害の変遷をテーマにしておりましたから、阪神地域の災害といえば、まず昭和13年7月3~5日の阪神大水害を思い出すわけです。
 上の写真は以前釜井先生と谷埋め盛土の巡検に行った際に案内していただいた、阪神大水害の碑です。碑の材料には六甲山系から流されてきた花崗岩の巨礫が利用されています。碑の高さは洪水の高さを示しているのだそうです。谷崎潤一郎が小説「細雪」のなかにその様子が描写されていることも有名です。

2 件のコメント:

  1. 六甲山系に無数(数千?)の砂防ダムが建設されるきっかけになった水害ですね。

    ずっと気になっていた質問ですが、日本中の山間部に建設されている砂防と治山ダムの総数はどのくらいでしょう。全国の県別統計はありますか。

    ついでにもう一つですが、砂防ダムは海外でも見られますか。英語の名称があれば検索してしらべることができますが、思いつきません。日本のオリジナルであるかどうか木になっています。

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  2. 全国の県別統計にプラスして、直轄の砂防と治山がありますからあと1.5倍くらいでしょうか。数自体はあまり気にしたことはありませんが、コントロールされる土砂量はもっと多くなるはずです。
     海外はちょっと詳しくないので、、、
     お役に立てず申し訳ありません

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