2012年1月13日金曜日

たった60年間災害がなかっただけで安全と断じることはできない

群馬大学片田先生の講演
 http://mainichi.jp/area/gunma/news/20120113ddlk10040148000c.html
 県は「群馬は災害も少なく、震災でも直接的な被害は軽微だった」として、首都直下型地震の発生に備え、首都機能の県内誘致を進めている。しかし、片田教授の考えは異なる。「たった60年間災害がなかっただけで安全と断じることはできない」
 群馬では浅間山の爆発(1947年8月、死者11人)とカスリーン台風(同年9月、死者592人)以降、半世紀以上にわたり、大規模な災害が起きていない。東日本大震災では、館林市で女性(当時88歳)の頭に屋根瓦が落下し死亡したが、最大震度6の西埼玉地震(1931年、死者5人)以来80年間、地震での死者はなかった。
 「100年、150年間隔で大災害が起きることを想定すべきだ」。そう話す片田教授が群馬で最も危険視するのは、土砂災害と火山災害。特に土砂災害は喫緊の課題と指摘している。

0 件のコメント:

コメントを投稿