2011年8月23日火曜日

宅地選びの基準

上のグラフはケンプラッツより 
 
 やはり”首都圏で目の当たりにしたという事実”はとても影響が大きかったようです。地盤の安全性が2番目に来ています。こうなってくると”地盤がこんなところとは知りませんでした”、”知っていたら買わなかった”というのは、十分に調査しなかった自分の責任ということになってくるでしょう。
 ただ、もう一つ制御しなければならないのは”情報洪水”です。ハザードマップを見て”安全”だからという判断ではもう一歩足りない。地表・地質踏査をしていて同じ地盤、同じ現場が二つとないことを実感するのと同じように、”自分にとってのハザードマップはどこにもない”のです。見方をかえればハザードマップに使われないように、あるいはそれだけではわからない土地の成り立ち、強度分布を調査し情報提供することなど、地質技術者が市民からの元請をできる市場を作るチャンスだともいえます。

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