2011年8月6日土曜日

7月12日の高知県の崩壊

国際航業のサイトに、今年7月に高知県で発生した大規模な土石流の航空写真が掲載されていました。

【速報】平成23年7月 高知県東部・平鍋地区付近の土砂災害
http://www.kk-grp.jp/csr/disaster/201107_kochi/index.html

驚いたのは崩壊というより土石流の規模です。5mスタッフを持った技術者の方が小さく見えます。バイオントダムの悲劇さえ思い起こさせる規模。ダム津波も発生したとのこと。確かこの地域では、7年前の2004年にも大規模な崩壊が発生しましたし、なにより加奈木崩れも近くにありますので崩壊については”さもありなん”ですが、谷全体が流動化したのはどういうメカニズムか興味があります。
また、加奈木崩れで思い出しましたが、加奈木崩れ堆積物のC14年代が測定されていました。

http://www.jstage.jst.go.jp/article/jls/44/3/185/_pdf/-char/ja/

地味ですが、こういった地質学的知見から豪雨や地震、土石流の発生頻度を明らかにしていって”想定の範囲”を広げていく活動も必要です。

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