2010年12月23日木曜日

基礎自治体(市町村)の役割と防災

 斜面や渓流の点検をしていると、よく話しかけられることのひとつに「ここはよく崩れるから役場に対策してくれと言ったが、何もしてくれん」と愚痴をこぼされることがあります。邪推ですが、役所としてはそりゃあ県の仕事だ、という意識があるのでしょうか。殆どの住民の方は、まず市町村に駆け込むというのが、全国的な傾向です。特に裏山や沢を背後に抱えている人は、大雨が降るごとに災害を身近に感じますから、身近な役所に相談するのでしょうか。県の仕事で、、と言うと”意外”な表情をされます。

2 件のコメント:

  1. 同じような体験はよくします。
    「水が出るんだが・・。あの浮石は大丈夫なのか・・?倒木が心配だ・・。どうにかしてもらえないのか?」
    「いや、こちらは危険区域の調査をしているので対策にすぐに結びつけるという話ではありません。あくまでも危険な区域を確定させるための県の仕事なのです・・」
    「あっそう。じゃ町の役場に言えばいいのかなあ?」
    「まずはそうなされてみてはいかがでしょう・・」

    またこんなこともよくあります。
    「はあ?この辺で土砂災害なんて聞いたことないなあ」

    こんな感じです。

    仕事をしていて思います。
    ちゃんとした税金の使い方をしてるのかなあ?と。
    ダブっているような仕事は結構ありますが、これで食っているものとしてはここを突っ込まれると仕事がなくなりそうです。

    いずれにしてもS防は先細りですね。
    同じ仕事量が今後出てくるとは思えないです・・。

    返信削除
  2. kuro2さん。コメント有難うございます。
    S防は、同じやり方だと先細りは間違いないでしょうね。特にYRは仕事のための仕事、書類のための書類作りですからねえ。今後は森林整備や表土保全を含めた、本当の流域一環の哲学を導入しないとだめでしょうね。

    返信削除