2011年10月28日金曜日

崩壊地は資源

  応用地質学会の特別講演で、北海道大学の中村太士先生のお話を伺うことができました。砂防調査・計画に携わってきた私にとって新鮮な驚きがありました。「崩壊地は資源」という考え方です。
 崩壊地といえば、災害をもたらすものという考え方が主流(というかほとんどそう)でした。私も”わるさをする”という言葉をつかったものです。もちろんそれは保全対象・地域社会にという意味です。
 でも、このブログで何回か書いたとおり、自然が災害となるか恩恵となるかは表裏一体です。恩恵という言葉は、いままで漠然とした概念したが、「資源:Resource」という言葉を用いられると、私たちの生活基盤を支えるものとして重要であるというイメージを持つことができます

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