2011年10月4日火曜日

宅地防災のエアポケット

 先月2件の宅地調査依頼を受けました。ひとつは、東日本大震災で変状した谷埋め盛土上の宅地、もうひとつは急傾斜地の腹付け盛土の問題でした。ふたつの問題に共通するのは、法指定を満たす要件(面積、人家戸数)を満たしていないことです。さらには、斜面内に敷地境界があるというややこしい問題もありました。
 私が担当したのは急傾斜地の方です。40°前後の急な段丘崖の腹付け盛土でした。ところが周辺の急傾斜地は擁壁が整備されていました。ここは、人家個数が3件ということで、急傾斜地崩壊危険箇所にはなっていなかったようです。しかし、地震で崩壊する可能性があると判断されたため、土地の購入は対策工を行うか、慎重になったほうがよいという結果になりました。
 このように、公共工事の及ばない、本当に個人レベルのリスクはいくらでもあるんじゃないかと思います。技術者のアウトリーチが求められるところでしょう。

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