2011年2月7日月曜日

ドラッガーと大相撲問題

 このところ大相撲八百長問題が盛んに報じられています。序列ごとの月給制になっており、十両か幕下かで雲泥の差があるため、地位を保持するために八百長に走るのだとか、、かつて談合が若手技術者のモチベーションを下げたような状況がありましたが、そっくりです。
 さて、「まんがと図解でわかるドラッガー」という本の、まさにChpter1-1に、『従来の誤った考え』として、『もうけることが正義となる - 利益によって人は動くという前提が間違い』と出てきます。利益優先だと、本来の事業はなにか見えてこないというのです。
 スポーツの世界では、新しいファン層の開拓などということがよく言われますが、八百長による安易な保身は、まさに利益によって人が動くという前提の最たるものといえるでしょう。 いまの公共事業の低入札合戦なども、本来の防災、インフラ整備に対する考え方や技術論が見えないし、新しい市場を開拓するムードをなくしているといえるでしょう。

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