2011年5月16日月曜日

住宅選びは地盤

 今日のニュースで「震災後、住宅選びは「地盤」、液状化のない「武蔵野」が人気、という記事がありました。もとはどんな土地だったか」を気にする人が増えているんだとか。

 http://www.j-cast.com/2011/05/15095117.html
 2011年3月11日の東日本大震災から、まもなく2か月。震災を機に、住宅選びの着眼点は大きく変わったようだ。ある大手不動産の関係者は「住宅の耐震性はもちろんだが、もとはどんな土地だったか、気にする人が増えた」という。内陸部でも、むかし沼や田んぼであっては地震が起こった際に液状化現象を引き起こす可能性が高い。
 
 防災技術者としては好ましい傾向です。ただ、古地図だけでは判断できない部分もあり、また、意外と簡便な対策工で少々の危険は回避することができます。危険か、安全でないか、住めるか、住めないかの二元論に陥ることなく、地形・地盤の成り立ちを知って、理にかなった住まいにすることが大切になってきます。その良きアドバイザーになりたい。

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