2013年4月3日水曜日

お手本とマニュアル

  最近「美文字」なる本や言葉がはやっています。確か火曜日の夜の番組だったと思いますが、、先生のお手本をみて、有名人がいかに整った(整ったと美しいは同義だと思います)文字を書けるかということを点数化して競うのです。
 このように、お手本とは普通のレベルを超えたところにあって、ちょっと真似できんなというものであるべきだと思います。ただそうすると”みんなができない”ので、公共事業の多い防災関連業務は発注しにくいのでしょう。
 こうなると、最低限コレだけは、という指針(マニュアル)が出てきます。
 私が携わる仕事では、災害地形判読図、ルートマップ、地表地質踏査結果図、といったものが成果品になります。最近では、建設技術者のための地形判読演習帳(初級~上級まで)なるものもありますが、いまのところ圧倒されるのは『羽田野誠一地形学論集』と鈴木隆介先生の地形図読図入門(入門といってもこれだけ内容が充実していると辞書みたいなものです)だけです。
 美文字のよさは、手書きにあり五感を直接使って判断力が鍛えられるところです。図面もそうです。数値計算の前に手書きを一度はやるべきです。

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