2012年11月3日土曜日

学会発表概要集 - 分厚い砂防学会、ちょっと薄くなった応用地質学会

 私は直接参加しておりませんでしたが、今年の応用地質学会の研究発表論文集を見ました。やや薄くなったかなあという印象です。一方で、5月に参加した砂防学会概要集は、一気に電話帳のように分厚くなっていました。
 3.11及び紀伊半島水害など、2011年は歴史的な大災害の年であり、防災面、エネルギー・廃棄物の処理問題など、私たち技術者が取り組むべき課題が山積した年でした。
 しかしながら(というべきか)砂防学会は、2009年の山口県豪雨災害や広島県庄原市の土石流など、紀伊半島の水害も含め”災害の報告”が非常に多かったことと、なんとか"深層崩壊”という言葉を定着させようという「ムード」はありましたが、そのわりに議論がすくなかった。いかにも報告会の全国版といった印象をもちました。
 応用地質学会の論文集がやや薄くなったのは、、、私がそうであったように現場技術者が忙しすぎるのか、テーマが重大すぎておいそれと結論が出しにくいのか、、、編集委員の方にきいても投稿が少ないようで、、、活力がないのはさびしいことです。

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