建築知識8月号に、「都市でもあり得る?火山噴火の被害」というコラムが掲載されています(このコラムを書いたのはうちの社長ですが)。富士山噴火は、想定どころか冗談めかして語られることも多い状況にあります。かつて教科書で「富士山は休火山」と表記されていたことは、実に大きなある種の正常化バイアスをもたらしたと思います。
意外な盲点として「降灰による荷重は雪より大きい」ということがあげられます。火山灰は10cm降り積もれば木造家屋は倒壊する恐れがあります。雪と違って溶けないから、荷重がボディブローのように効いてるのです。溶けないということは、災害廃棄物としての処理も実に厄介です。東日本大震災でやっと「災害廃棄物」という概念が定着しつつありますが、これをどこまで社会がイメージできているでしょうか。ソウテイガイはもうだめです。
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