2011年7月30日土曜日

7年前の豪雨と地震

 新潟県の豪雨といえば、7年前の豪雨災害が思い出されます。7年前といえば、中越地震のあった年です。そして、西日本を中心に豪雨災害が多発し、”いまで言う深層崩壊”も多かった。ですから、応用地質学会誌でも、豪雨災害と中越地震の特集号、地すべり学会では2004年の土砂移動として特集号も組まれました。特徴的だったのは「複合的」いう言葉が使われたころです。豪雨の後、地山がとてもウェットだったために、大規模な地すべりが多発する素因となったという見方です。
 でも、少し調べてみると、アメダス栃尾では2004年7月13日に421mm、最大時間雨量62mm、地震3日前の10/20に日雨量92㎜、最大時間雨量10㎜ですね。そのあと日雨量で14mm, 2mm、地震当日6mmですから、”直前の雨”はそうでもなかったのですね。牛山先生は、最近豪雨が多発する傾向にある”ある種のイメージ”があるとおっしゃってますが、ちょっと近いものを感じます。

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