現在法面の岩盤スケッチの真っ最中です。スケールプロトラクターとペンを手に取りカニ歩きしながら、時々層理面や断層の走行傾斜を図るために、ねじり鎌ガリガリ、ハンマーでガサガサ、、滴る汗で図面が濡れる、、岩盤面に5mくらいのピッチでロープでマス目を作り、それを手がかりにスケッチし、全体図の上に配置し、CADで清書するといった感じで、、、 といった実にアナログな感じで進めていますが、いろいろと調べてみたら、なんと文字どおりこの作業を自動で出来るシステムが開発されていることを知りました。
現場でトレース!デジカメ写真で岩盤スケッチを作成
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/it/column/20090708/533866/
アナログとデジタルでは、スケッチの方法が逆になる面があるんじゃないでしょうか?。アナログは、まず全体の輪郭をかいて、そのあと地質境界、岩盤区分線、断層、節理などと詳細に入っていきます。デジタルスケッチは、細かいものを積み上げて全体を構成するというイメージです。
でも、私はまだ経験不足で消しゴムゴシゴシかけますし、直感的(直”観”というべきか)なのでアナログ派ですが、、、また、ある特許情報で
”手書きスケッチ技術を熟達させて、迅速にかつ的確に、例えば露出する地層面などをスケッチする手書き技術を得るには、きわめて修練のための時間を必要とするため、近年公共事業が減少していることも相まって、こうした技術者が減少している傾向を招来している。”
という指摘がありました。これを解決するには、実はもっとアナログなトレーニングの場数増やして、どんどんレベルアップさせる方が解決が早いと思うのです。下手に自動化を目指すとイレギュラーの処理だけで終わってしまいそうです。
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