2012年2月18日土曜日

家は買うべきか否か論争

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120218-00000004-pseven-bus_all
住む家は買うか賃貸か――これは永遠の議論だが、住宅問題に詳しい神戸大学大学院教授の平山洋介氏は、そもそもマイホーム購入の合理性が減ったと指摘する。

「戦後、政府は住宅建設で経済成長を推進し、住宅金融公庫(現在の住宅金融支援機構)が供給した住宅ローンが誘い水となって中間層の持ち家取得が増えました。住宅・土地価格の上昇率は賃金・物価のそれを上回り、住宅所有は資産形成の有効な手段でした。供給サイドにとっても、賃貸は資本回収に時間がかかるのに対し、売り家の場合はすぐに回収可能で合理的だったのです」

 しかし、バブル崩壊でデフレ経済に突入した。「デフレのもとで住宅ローンを背負うと、実質的な債務負担が重くなっていきます。給料は上がらず、雇用は不安定で、持ち家の資産価値は下がる。政府は適切な賃貸住宅を増やし、無理をして家を買う人を減らすようにする必要があるでしょう」

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という記事を目にすると、あんしん宅地の考え方も変わってくるわけです。かくいう私もローンを組むのを避け(まあ、結婚も遅かったし)アパート暮らしなので、記事にうなづくところはあります。むしろ、大地動乱の時代と高度成長~バブル期にかけて造成された土地・宅地、インフラ等の更新時期が重なる時代になってきますので、地盤と土地利用の履歴をよく知った上での防災対策が必要になってくるでしょう。結局、安全か危険か場所ですから。

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