このブログでも何度か書いている"ゲリラ豪雨”ですが、牛山先生が”業を煮やした”ような形で論文を書いておられました。
牛山先生のツイッターより
従来からあった現象を,「全く新しい特殊現象」のように扱うのはおかしいと,私も思います.「ゲリラ豪雨」すら不明確なので,「ゲリラ豪雨と災害の関係について」という論文を書いてみました
http://disaster-i.net/notes/20110308_0085.pdf
私も思っていたのですが"ゲリラ豪雨”というテクニカルタームはないのだそうです。マスコミには2008年から突如として出てきた、それこそゲリラ的に出てきたような印象です。この論文の図ー3で見てわかるように、時間80㎜、日雨量200㎜を超えるような豪雨は30年以上前から何回もあるのです。
この論文の主たるメッセージは最後の方にあって、「ゲリラ豪雨」という降雨現象そのものは,小倉が言うように「不意に襲って」くるかもしれない.しかし,その現象によって生じる被害は,予想もつかないような場所で生じるのではなく,ハザードマップなどからも読み取りが可能なリスクの高い場所で生じると考えられる。
というところです。津波にしろ"夕立”にしろ、安全は場所で確保されるということです。
0 件のコメント:
コメントを投稿