2011年8月1日月曜日

土地条件図「更新版」- しかし、、、

 国土地理院が土地条件図の更新版を発表しました。

 http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/lc_index.html
 http://www.gsi.go.jp/bousaichiri/bousaichiri60012.html
 大規模な地震が発生した場合には、高い盛土での地盤の崩壊や、旧河道・埋立地での液状化等により、大きな被害が生ずるおそれがあります。そのため、国土地理院は、東京都と神奈川県周辺を対象に、防災対策や土地利用・土地保全・地域開発等の計画策定に必要な基礎資料として、昭和30年代から整備してきた土地条件図に含まれる人工地形(盛土地、平坦化地など)の情報を更新し、8月1日から提供を開始します。およそ30年前に比べ、東京都・神奈川県の「高い盛土地」は、約90㎢(山手線内側の約1.4倍)増加しています。

 実際に土地条件図をみてみると「まっピンク」。特に平野部はピンク色に塗りつぶされている。これでは旧河道や後背湿地、台地上の浅い凹地の切盛境界など、本当にクリティカルな部分を読み取ることが出来ません。家を建てるときは少なからず盛土をしますから、そりゃ盛土は増えるわけです。もともと土地条件図は人工地形と自然地形を同じ紙のひとつのレイヤーにまとめてしまっているので分かりにくかったのですが、開発前の地形の原点が見えるような情報図としてほしかった。

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