2015年2月14日土曜日

地すべりであることの判読 - 基本的な判読と応用地形判読

 地すべりの危険度(明瞭度ともいわれる)を考えるとき、第一歩として空中写真を判読します。10年くらい前に、地すべり学会でAHP法に基づく危険度判定法が確立されています。

http://www.gsh.hro.or.jp/download/ls_manual/ls_manual_lq.pdf
 地すべりの地形発達、発生→安定化に至るプロセスの模式図もとても詳しく勉強になります。

・・・・・・・・・・・・・が

 問題はそれ以前、そもそも地すべり地形であるかどうかの判読です’(たぶん応用地形判読士の創設目的の原点です)。急斜面と緩斜面の組み合わせはなにがあるか、段丘地形、崖錐、差別削剥地形等‥、、、紛らわしい地形の判読は、斜面の判読をLPで、広域的地形・地質的背景を25000~50000程度の(まさに流域一貫の)視点を同時にもつことが問われます。

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