2012年10月2日火曜日

7300年前の液状化跡、鹿児島・大崎で発見

 http://kyushu.yomiuri.co.jp/magazine/history/20120929-OYS8T00391.htm?from=tw
   大崎町の永吉天神段、荒園の両遺跡で、約7300年前の鬼界カルデラ噴火によって生じた液状化現象の跡が1か所ずつ見つかった。専門家は噴火に伴う地震で起きた現象とみており、「南海トラフの巨大地震など、今後の地震に対する防災、減災を考える上で重要な基礎資料となる」としている。
  県立埋蔵文化財センターが発表した。アカホヤ火山灰層と呼ばれる噴火で放出された軽石と、火山灰でできた地層の間で確認された。液状化跡は幅各20センチだが、深さは調査範囲を超えているため分かっていない。深い地下にあったシラスの堆積層が地震で地層の割れ目から噴き出し、形成されたものと考えられるという.
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   小説「死都日本」では、鬼界カルデラや姶良カルデラ、阿蘇カルデラといった、いわゆるスパーボルケーノが起こす火砕流に対する知識・想像力が不足している、といったことが書かれていたと思います。ほぼ100年以下の人間のライフスパンに比べるとあまりにも長いため、実感がないのが実情ですが、地球にとっては、比較的いつものことです。だからこそ過去の地球の振る舞いを知ることが重要です。

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