現在の省庁に再編されるまえ、国土庁において「災害類型別土地保全調査」という業務が行われていました。
http://tochi.mlit.go.jp/tockok/inspect/landclassification/land/l_national_map_d.html
私が興味を持ったのは、1994年の相模湾の土地保全基本調査、この開析斜面の考え方と描写の精密さは、山地斜面の地形発達史を考える上で、とても参考になるものです。
http://tochi.mlit.go.jp/tockok/tochimizu/F6/MAP/610001.jpg
しかも、関東大震災で発生した崩壊やその後の豪雨で発生した崩壊、それがどのような斜面で発生しているか、、箱根火山の地形発達史との関連もわかる、非常に高度な調査です。
また、松江の地形分類図も注目に値します。凡例設定は沖積低地の地形要素としてオーソドックスですが、細かい谷まで沖積低地のあるところは細かく記載されています。
http://tochi.mlit.go.jp/tockok/tochimizu/F6/MAP/609008.jpg
こういった優れた成果は確かにあるのです。でも、その後の省庁再編のせいでしょうか。とんと知られなくなりました。
2011年2月1日火曜日
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