砂防学会のホームページに、特別シンポジウム「深層崩壊を考える」の講演集PDFがアップロードされていました。
砂防学会ホームページ http://www.jsece.or.jp/indexj.html
ちょっと不鮮明なのが残念ですが、、、
不鮮明といえば、深層崩壊と地すべりの違いも本来不鮮明なものです。結果論として10万m3以上の土砂が生産されたか、土石流化したか土塊が原型を保ったか、突発的(初生的?)であったか、、などが定義として述べられていますが、実際明確な”線引き”は出来ないと思います。結局以前このブログで述べたことと、全然変わっていませんでした。ソフト対策やシミュレーションに重点が置かれています。実際は空中写真判読と地表・地質踏査がαであるωだと思うのですが、、
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http://design-with-nature-simogawa.blogspot.com/2010/08/blog-post_12.html
別紙1深層崩壊推定頻度マップ 別紙2深層崩壊発生事例 これは、あげだしたらきりがないのでしょうが、こういう確実な情報は綿密に調べてほしかった。例えば、昭和58年山陰豪雨による浜田市の崩壊は赤丸が付いていますが、昭和51年兵庫県一宮市の抜け山の崩壊は入っていません。こういうと昭和51年の抜け山の災害は”地すべり”だといわれそうな気もしますが、、大まかには「四万十帯に多いですよ」と言うことなのでしょう。 それと、もう少し深層崩壊のメカ二ズムについても解説がほしかった。例えばアメリカの地質調査所では、深層崩壊をLandslideのひとつと位置づけて、A~Jの10タイプに分類して解説されています。
LandSlide Types and Processes
http://pubs.usgs.gov/fs/2004/3072/fs-2004-3072.html
http://pubs.usgs.gov/fs/2004/3072/images/Fig3grouping-2LG.jpg
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