2013年4月24日水曜日

浜松市天竜区の地すべり

これから調査が進んでいくことと思われますが、私的な感想を述べます

・過去の空中写真(1976)では攻撃斜面側の表層崩壊があって、脚部は長らく不安定な状態にあったのではないか。
・防災科学技術研究所の地すべり地形分布図には示されていない。広域的な判読では、組織地形のようにも見えるが、古い(後期更新世)地すべり地形と考えた方が妥当と思う。
・地すべりというか深層崩壊というか、微妙なところ
・河道閉塞が発生しているが、大局的には蛇行区間であり直上流は欠床谷も見られるため、決壊しても”土石流”状態にはならない。報道によると仮排水路ができたようですが、この現場力・対応力は本当にすばらしいと思います。
・そして、地すべり前兆地形としてのクラックを”検出”した、整然とした茶畑。これも日本の里山の美しさで素晴らしいところです。

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