これは「災害は忘れたころにやってくる」で有名な寺田寅彦の句です。神奈川県秦野市には1923年の関東大震災によって形成された天然ダムです。今日の神奈川新聞に掲載されていました。国立極地研究所名誉教授の神沼克伊(かつだだ)さんは、この「震生湖」を通じて、自然科学と防災教育の重要性を主張されています。
ただし、重要なことは自然科学と防災教育をうまく連携させることです。最近は”土砂ダム”ができた、それ避難”と対応が画一的です。それは、湖が決壊して大被害になったらどうするのだという発想でしょう。しかし、関東大震災から89年経ついまでも釣りの名所となっており、”水澄まし”ということは、決壊の恐れがないということです。むしろ、地震が憩いの場を勝手に造ってくれた、恩恵のほうが大きいのです。
2012年9月16日日曜日
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