2012年1月21日土曜日

防災格言

『 自然災害は、過去の歴史を知ることが、最高の予防対策につながることになる 』

 房総(千葉)から品川(東京)、三浦半島(鎌倉)、小田原、伊豆(熱海、下田)にかけ10mを超える津波が襲来した元禄地震(1703(元禄16)年 M8.2 大正関東大震災の一つ前の海溝型地震で規模は大正時代よりも大きかった)では、江戸時代の伊東地方の経済中心地だった豆州志稿和田村(現伊東市)は、大津波により163人が亡くなり壊滅している。
 古文書には『 これより別して寒村たり(震災以降、村はすっかりさびれてしまった)』と記されている。元禄の大津波は、伊東平野の川に沿って津波がさかのぼったとあり、現在の伊東温泉競輪場(静岡県伊東市岡 伊豆急・南伊東駅)にある俗称「船ヶ洞」と呼ばれる洞は、この時の津波によって船がここまで運ばれて来たからだと伝えられている。

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