http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120122-00000178-mailo-l32&1327210311
◇高さ10~20メートルも 「防災意識高めて」
東日本大震災を機に結成した県技術士会(林秀樹会長)の津波研究会の研究発表が21日、松江市のホテルであり、過去約1000年の間に県内エリアで確認された8件の津波について報告された。研究者は「山陰地方に津波が来ないというのは迷信」と、防災を呼びかけた。【宮川佐知子】
研究会は昨年5月、地質などを専門とする20人が結成した。
地域の伝承や古文書、神社の由緒書きといった文献の収集、現地視察をして、津波の到達地点や被害を探っている。県内では1026年、益田地域に大きな被害をもたらした万寿津波から、1993年の北海道南西沖地震で隠岐や島根半島に到着した津波まで、大小8件の記録が見つかっているという。 なかでも万寿津波は、収集した記録によると、10~20メートルの高さがあり、被害は山口県萩市から大田市鳥井町まで広範囲に及ぶ。研究会は、「過去に津波があったという話があったら、教えてほしい」と情報の提供を呼びかけた。 会員のほか行政関係者らも含め約150人が参加。津波研究会代表の児島秀行さんは、「これを機に避難経路の確保など防災意識を高めてほしい。今後も研究を発展させ、役立ちたい」と話していた。
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私もなんとなく山陰の津波のイメージは薄かったので、目から鱗でした。海岸線と真向かいに対面するプレート境界がないこと、東海・東南海・南海のイメージが強すぎることが要因でしょう。これを技術士会が提言したのがいい。地質技術者の存在感を示されました。
うちの田舎の田んぼでジオスライサーしてみる価値があるかも。
返信削除さすがに北九州、長崎、有明海はないか、、、でも北海道南西沖地震の津波が到達したということは、興味深いですね。弓が浜の鉄穴流し堆積物の研究時には出てこなかったかな、、、
返信削除大田市にある「静之窟」の沿革に「明暦2年(1656年)4月の大津波で1000軒の家が流された・・・」と書かれていますが、いろいろな資料にはこの年の津波がのったものがありませんがなぜでしょうか?
返信削除山田 といいます