砂防学会のHPにシンポジウムのお知らせがありました。
社)砂防学会特別シンポジウム「海溝型地震による土砂災害を考える」のお知らせ
http://www.jsece.or.jp/news/2011/symp20120117.html
平成23年3月11日の東北地方太平洋沖地震により発生した土砂災害に関するこれまでの調査結果を報告するとともに、海溝型地震による土砂災害の特徴と対策の手法について検討する。
これまで大規模な土砂災害、あるいは地形変化を伴った地震といえば、直下型地震が主体です。それは歴史時代でもそうですし、昨年でも東日本大震災の翌日に発生した長野県北部の直下型地震、4月11日のいわき市の内陸地震でもそうでした。四国の加奈木崩れは海溝型の地震で発生したと思うのですが、どちらかといえば大規模な構造線に沿っているという地質構造的な素因が大きい。中央構造線から遠ざかるにつれ地すべり地形の面積が狭くなるという研究もあります。
http://www.jstage.jst.go.jp/article/jls/44/4/241/_pdf/-char/ja/
どういう話になっているのか分かりませんが、敢えて"海溝型”と銘打っているところに時流迎合的なものを感じてしまいました。もっと客観的に、地震で崩壊しやすい斜面はどういう素因があったかという点に絞ったほうが、素直な知的好奇心がもてます。
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