応用地質学会環境地質研究部会の例会に参加してきました。そのなかで、専修大学地理学教室の苅谷愛彦先生のご講演があり、北部飛騨山脈の地すべり地形学図というA0版資料を頂きました。先生のホームページや学会誌にも発表されていました。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jgeography/122/4/122_122.768/_pdf
かつて氷河・周氷河作用で形成されたと考えられていた堆積性の緩斜面が、実は地すべり・マスムーブメントによって形成されていることが多いということを中部山岳地域を中心に研究されています。形成時期は後氷期に多いようです。
(応用地形判読士の問題では”あえて”いろんな地形要素を読ませようとしていると感じますが、地滑り、重力変形地形の問題一つとっても第四紀後半の地殻変動・気候変動を理解しないと詳細な分類図は作成できません。ですから、重箱の真ん中を出題してもいいと思います)
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