先日南海トラフ地震に関する被害想定が発表されました。
南海トラフ地震:被害想定220兆円 避難者950万人
http://mainichi.jp/select/news/20130319k0000m040015000c.html
一方で、東日本大震災による津波詳細地図が古今書院の書籍や関連学会から公表されています。この津波詳細地図を作成した原口・岩松両先生は、「記念碑の類はいずれ忘れ去れてしまい、あまり役にたちません。正確な科学的事実を残すことこそ、後世の減災につながる」と記されています。
http://www.city.kesennuma.lg.jp/www/contents/1253258421312/files/shinsuimap_coment.pdf
先に述べた被害想定は、科学的ではありますが手法(定量的手法)です。パラメータでいかようになるともいえます。ただ、数字のインパクトは絶大で、既成事実化することもあるでしょう。原口先生の科学的事実は努めて定性的です。でも、政府の被害想定の数字の前にいまひとつ目立たなくなっているような気がします。
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