http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20130201ddlk40040391000c.html
ECは岩石から溶け出すイオンの量を示し、ECが高ければ地下水の割合が高いことになる。渓流のECを測定すれば、湧水(ゆうすい)地点の特定につながり、斜面ごとの危険度判定に生かせる。実際、05年に深層崩壊が起きた宮崎県・鰐塚山(わにつかやま)の渓流で測定したところ、ECの高低と崩壊場所が符合。地形や地質の調査と合わせれば、さらに精度が高まるという。
ECの有効性に気づいたのは出水市で学生らと調査活動していた時のこと。「学生が休憩中、暇つぶしに何カ所か測ったら全く違う数値が出た。なんでなんで、となった」。地すべりが発生した後、現場で地下水の状況を調べることは一般的だが、深層崩壊の事前の予測に利用する発想はそれまでなかった。
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地下水とその圧力を見える化するという意味で興味深いと思います。小渓流、ガリーレベルでの検証は難しいかも知れませんが、航空レーザー測量による高精度地形図を用いた微地形分類図と地質踏査など、地道な調査を重ねていけば、良い結果がでるかもしれません。
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