地震の被害想定などでは、○○兆円の被害が出るという表現をよく耳にします。江戸時代にも○○両、米○俵が流失といった記録も多く見られるので、むかしから自然災害の規模を経済価値で測ってきたのでしょう。
しかし、被害額は災害発生時の貨幣や資産の価値を反映するので、あまり客観的ではありません。それよりも土石流の氾濫範囲など、発生場の特徴を克明に記載した資料は意外なほど少ないのが実情です。いまでも内閣が浸水面積当たりの一般資産被害額の変遷を示しています。これをみると最近は被害が拡大しているように見えるのですが、、、どうでしょう、、、平成16年が特大であっただけ、逆に平成元年あたりはバブリーだったので資産価値が高いので、5年ごと機械的に分けるのは果たしてどうでしょうか
http://www.bousai.go.jp/hakusho/h22/bousai2010/html/zu/zu081.htm
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