2010年10月31日日曜日

着眼点 - 島根県の現場

 ちょっと前の話ですが、応用地質学会の次の日に行った巡検地の写真が送られてきました。他意はないのでしょうが、私がよく映っています。
 右の写真は5人の目線が一点に集中しています。どこにでもある土留めコンクリートですが、視線の先には亀裂があります。 まあそれにしてもみんなの目が見事に集中しています。みなさん出身も経歴も全然違うのですが、斜面防災にかける思いは同じ。だからこそ、ここに亀裂がある意義を考えてしまう。近くには先祖代々の墓もあるため、普通の人にとっては落ち着いた里山であり、コンクリートを割るような圧力を持っていることを想像しにくい。しかし、私たちはボディブローのように進む斜面の不安定化を常に意識して、そして伝える責務があります。
 左の写真は、なぜか私一人だけの後ろ姿が撮影されていました。土留め石積み擁壁と同じレベルで階段に横亀裂がはいっていること注目していたのです。
※もう少し体を絞らないと、絵にならないなあ

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