2010年9月13日月曜日

防災・防犯・災難

 時々週間防災格言というサイトからメールが届きます。そのなかには、今週起こった過去の主な災害が記されています。いくつかあげてみますと

 ・1950 カスリーン台風(利根川・荒川が決壊 死者1,529人)
 ・1984 長野県西部地震(M6.8 木曽郡王滝村で死者29人 )
 ・1997 福島県 安達太良(あだたら)山 硫化水素ガス発生(登山者4人死亡)
 ・2008 リーマン・ショック リーマン・ブラザーズ(Lehman Brothers)破綻
 ・1890 オスマン帝国 軍艦エルトゥールル号遭難事故(和歌山県 死者500人)


 災害とはいっても事故に近いものもあります。リーマンショックなんてのは言ってみれば”経済災害”です。でも、この”経済災害”はいろんな影響をもたらします。投資余力が限られるため、公共事業でやる防災対策ではムダがなくなるのかと思いましたが、実際は限られた投資で大きな効果というよりも”できるか、できないか”の二者択一に近いものがありました(実際、昨年の土石流災害を受けてドッと増えた砂防事業で、目新しい方法論はなかったように思います)個人・民間の防災では、防災対策に資金をつぎ込むという発想がなくなってしまいました。さらに、CO2をめぐる温暖化論のメッキもどうやら剥がれてきましたので、”事業”のコンセプトがさらに混迷をしてきました。私たちは、まずはやれることは実直にやり、それをアウトリーチするという地道な活動をつづけていくしかないでしょうか。

0 件のコメント:

コメントを投稿