土木研究所は地すべり発生の危険度を評価するにあたり、地すべり縁辺部の侵食率に着目した解析を行っています。
http://www.pwri.go.jp/team/niigata/dokensiryo4204_web.pdf
http://www.jsece.or.jp/event/conf/abstruct/2010/pdf/O1-01.pdf
確かに側部や末端部の侵食は斜面の不安定化に大きな影響を与えます。だけれども、上記の資料をみていると、広域に評価するという目的もあるのでしょうが、あまり泥臭いことはせずスマート(自動的に)答えを出したいという印象を持ちます。侵食も進みすぎると基盤岩が露出したり、地すべり移動土塊の解体といったレベル、すなわち安定化に向かうのですが、これはやはり現場であるい程度確かめるしかありません。
ちなみに、資料では高田平野西部の丘陵を対象としていますが、今年3月に話題になった国川築の地すべりは、高田平野の南東部でした。研究対象地域のとなりで大きな変状がある、なぜかよくある話です。
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