鈴木隆介先生が土木学会誌2012.1月号の「特集」に寄稿された論文が送られてきました。先生は、応用地質学会応用地形研究部会に参加されるたび、地形の成因の分かる用語を用いることや読図の重要性をとかれている方です。”崖崩れ””土砂崩れ”など、マスコミで頻繁に用いられる用語は、なぜそのような現象がそこで起こったかなど、背景の分かるような表現ではないため、"アマチュア用語”であるとも言われます
さて、先生の論文では、ほとんどの土木屋さんは地形や地質の初歩的知識すら全くないので,土木工学科(名称は多様ですが)で,「土木地学(応用地形学~地形工学~地質工学)」という内容の講義を通年(2日程度の巡検付)で開講すべきであると確信している。と述べられ、私信では、「土木地学(応用地形学~地形工学~地質工学)」という内容の講義を通年(2日程度の巡検付)で開講すべきであると確信しています.いわゆる地質学科でも地形学の講義は不可欠でしょう。とのことでした。
全ての基本が”読み””書き””ソロバン”であるように、読図(空中写真判読)、図化(地形分類図作成:手作業で)、土木的時間と空間の拡張といったところでしょうか。
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