2010年12月28日火曜日

寒い、、現実路線

温暖化対策、現実路線への転換焦点 排出量取引棚上げ、産業界に配慮
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101228-00000015-fsi-bus_all

 排出量取引制度は企業に二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの排出枠を設定する制度。枠を超えて排出した企業は、排出量を枠内に抑えた企業から市場を介して排出枠を購入する。排出削減コストが高い企業は、コストの低い企業から排出枠を購入することになるので社会全体のコストを最小限にできるメリットがある。 
 しかし、制度運営の難しさも指摘されていた。仮に過去の生産活動の実績に基づいて排出枠を割り当てるとすれば、成長途上の企業は小さな枠しか得られず不利になってしまう。省エネ機器を生産する企業も生産を増やすことが難しくなり、環境産業の育成を阻害しかねない。気候や景気動向が排出枠の市場価格に影響し、投機を招くとの懸念も指摘されていた。
 産業界は、負担増大のほか「排出枠の割り当ては統制経済につながる」などと一貫して反発。コスト削減につながる省エネの追求は「当然のこと。排出量取引制度は省エネ化の動機付けにならない」(日本自動車工業会)との立場だ。
 制度のデメリットを回避するには運用を柔軟にするしかない。ただ、同様の制度を導入している欧州連合(EU)では、各企業に割り当てる排出枠を大きくしたため、実質的な排出削減につながっていないなどの批判が出始めている。

そろそと帰省しますが、九州は大寒波です。今年はエコポイントやエコカーの駆け込み需要でちょこっと景気がよくたったとかならないとか、、、多分そろそろビジネスのネタとしてのCO2の存在感は、本来の姿である”空気感”に戻るのでしょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿