2010年11月21日日曜日

ダムは本当に不要なのか

 昨日の地質技術勉強会で、『ダムは本当に不要なのか』という本を1割引きで販売するということで希望を募っておりました。この勉強会は、ダムとトンネルの話題となると目の色が変わる人が大多数なので、一押しなんだろうとは思いましたが、、
 実際に読んでみると、激烈な文章が並んでいます。最近のマスコミの論調に対する「怒り」を必死に抑えているという感じです。地質の話はないし、土木の技術論も多いとは言いがたい。懇親会の2次会ともなるといつも「ダムが減っている、仕事が減ってる、、ダムがないから地質技術が、、、」ぼやきばかりです。
 じゃあ「ダム必要論」を再燃させて、公共事業をふやしたところで、実はそんなにムードは変わらないと思います。潜在的に皆が渇望しているのは、ダムやトンネルの「事業」がないと存在しえない技術ではなく、社会が求める必然的な技術として自立したマーケットを持つことだと思うからです。

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