9月8日に神奈川県と静岡県との県境付近で発生した豪雨災害の調査に行ってました。ダム湖に大量の土砂と流木が流れていました。昨年の佐用災害でも問題になりましたが、土砂災害というようりは流木災害です。流出した土砂は主体で、10cm以上の巨礫はほとんどありません。
人命が失われなかったので調査機関が動いていませんが、特定の流域では、昭和47年7月(アメダス観測所の設置以前です)のいわゆる七夕豪雨以来の崩壊が発生しているかも知れません。
崩壊深は1.0m以下で、まさに植林の根系だけがごっそり持っていかれたようです。40~50年生のスギ・ヒノキが家屋を破壊している箇所もあります。土砂流~掃流、流木災害です。発生する可能性はどこからでもあります。改めて斜面と植生のリスク管理のあり方が問われそうです。
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