先だって参加した第四紀学会で、錦帯橋が有名な錦川が、かつて日本海側に流れていた時期があったという研究発表がありました。発表者は高校の先生でした。
私も高校生のころまでは教師になりたいと思っておりまして、もし母校に不合格だったら教育学部に行くことになっておりました。ただ、生徒指導と専門分野を両立させたいと思っていて、自分にそれができるだろうかという不安も持っていました。
この先生は、本当によく現場を歩いておられました。流域全域に分布する段丘の露頭を丹念に調べられ、テフラの分布に新しい見解を述べておられました。先生は、細々と、、、と謙遜しておられましたが、こういう骨太の地理学的研究こそ、高く評価されてほしいものです。
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