地質リスクマネジメント事例研究発表会が10月21日に行われます。論文集がフルカラーでHPからダウンロードできるのはあるようでなかなかありません。
http://www.georisk.jp/2011/georisk_paper_colr2011.pdf
過大設計やそれによって生じるコストの無駄をいかにに避けるかという内容の論文が多く寄せられています。学会論文というよりは技術士の経験論文的な感じもします。道路やトンネル、地すべり対策といったインフラ整備に関わる論文が多いのですが、観光資源となっている岩盤の崩落のリスクを回避する対策や裁判事例など、暮らしに密着した話題もあります。
そこまでに現場終わらせて参加したいのですが、どうも微妙です。
2011年9月30日金曜日
2011年9月15日木曜日
2011年9月12日月曜日
情報共有と防災
今日、ツイッターをみていたら、紀伊半島の被災地(被災地が各地にできるのは、本当に避けたいものです)から、公式ツイッターを求める声が上がっていました。
東日本大震災でtwitterが大活躍しました。今回の台風12号の紀伊半島被害でもtwitterがあればどれだけ心強いかを知りました。今からでも遅くありません。全国都道府県庁、各市町村役所に公式twitterの立ち上げをお願いしたい。 @totsukawanokoto
私が社会人になった年には阪神・淡路大震災がありましたが、現在ではスマートホンなど片手でいろんな情報が得られるようになりました。この点は改めてスゴイ進歩だと思います。
東日本大震災でtwitterが大活躍しました。今回の台風12号の紀伊半島被害でもtwitterがあればどれだけ心強いかを知りました。今からでも遅くありません。全国都道府県庁、各市町村役所に公式twitterの立ち上げをお願いしたい。 @totsukawanokoto
私が社会人になった年には阪神・淡路大震災がありましたが、現在ではスマートホンなど片手でいろんな情報が得られるようになりました。この点は改めてスゴイ進歩だと思います。
2011年9月10日土曜日
十津川災害の文献
国会図書館に、千葉徳爾(1975)明治22年十津川災害における崩壊の特性について-1-,-2-をコピーしにいきました。ネットで入手できないので。ところが製本作業中でコピーできませんでした。
篭瀬良明(1976):明治二二年十津川水害 (災害の歴史地理)歴史地理学紀要 (18), p201-225, こちらはコピーできました。当時は、いわゆる”本川”が塞き止められ、現在の”人工ダム”に匹敵するほどの"天然ダム”が形成されていたことが明らかにされています。
だから今回の災害は「大規模」ではあるが「未曾有」ではない。「深層崩壊」を印象付けようとする前に、歴史に学ぶことも大切ではないでしょうか。
篭瀬良明(1976):明治二二年十津川水害 (災害の歴史地理)歴史地理学紀要 (18), p201-225, こちらはコピーできました。当時は、いわゆる”本川”が塞き止められ、現在の”人工ダム”に匹敵するほどの"天然ダム”が形成されていたことが明らかにされています。
だから今回の災害は「大規模」ではあるが「未曾有」ではない。「深層崩壊」を印象付けようとする前に、歴史に学ぶことも大切ではないでしょうか。
2011年9月9日金曜日
2011年9月7日水曜日
十津川災害 - 学際的アプローチ
明治22年の十津川災害は、多くの研究が行われていますが、そのアプローチは学際的です。例えば、明治災害前後の土地利用状況を詳細に調査した研究があります。
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnltoc_ja.php?cdjournal=tga1948&cdvol=31&noissue=4
人文地理学ではこのような研究がよく行われる。注目すべきは”ほとんど流失”したなかで”段丘部分を残して”など、残った部分も詳細に記載されているので、現在の防災計画にもつながると思います。
わゆる”理系”の文献だけではなくて、”歴史地理学紀要”、先に紹介した”東北地理”、水利科学(水理ではない)”人文地理”など、多くの分野にまたがっています。
土木工学だけでなく、土地の歴史・文化も踏まえた復興策、そして記録が大切だと思います。
http://www.journalarchive.jst.go.jp/japanese/jnltoc_ja.php?cdjournal=tga1948&cdvol=31&noissue=4
人文地理学ではこのような研究がよく行われる。注目すべきは”ほとんど流失”したなかで”段丘部分を残して”など、残った部分も詳細に記載されているので、現在の防災計画にもつながると思います。
わゆる”理系”の文献だけではなくて、”歴史地理学紀要”、先に紹介した”東北地理”、水利科学(水理ではない)”人文地理”など、多くの分野にまたがっています。
土木工学だけでなく、土地の歴史・文化も踏まえた復興策、そして記録が大切だと思います。
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